第4回社内勉強会
1月26日(金)、㈱日の丸ディスプレーにて第4回社内勉強会を行いました。
テーマは「溶接について」。
仙台工場で製作した溶接サンプルを用いて、主流な3種類の溶接について学びました。
(手アーク溶接、半自動溶接、TIG溶接(=アルゴン溶接))
・手アーク溶接は、被覆アーク溶接棒を使用します。溶接棒が短くなったら取り替えます。
シールドガスを使用しない為、屋外で風のある場所でも溶接が出来るので、現場では主に手溶接となります。
・半自動溶接は、コイル状に巻かれた溶接ワイヤが機械を通して送られてくるので、手溶接のように溶接棒を逐一交換する手間が省けます。
溶接部を空気から遮断するシールドガスとして、炭酸ガスを使用します。屋外ではこのシールドガスが風で飛ばされてしまうので、溶接が出来ません。
・TIG溶接(アルゴン溶接)は、シールドガスに不活性ガス(アルゴン)を使用します。
薄板の溶接に適していて、溶接棒が無くても材料自体を溶かして接合することが出来ます。
勉強会の後半では、金物の「曲げ」や「折り」について学びました。
写真1は工場で製作の際に描く「バラ図(展開図)」の例です。営業は立体的な図を描いたり意匠図を目にすることが多いので、このバラ図では完成形が頭に浮かびづらいのですが、製作側にとってはこちらのほうが正確で分かりやすいそうです。
折る前に不要な四つ角を落としてから、基本的に外側から(①→②の順)折っていきます。
写真1は外折パネルなので四つ角を落とせば良いですが、写真2のように箱型の場合、更に斜めにカットしてぶつかり合う辺を落とさないといけないので、完成形をイメージできないと作れません。(苦手な数学を思い出しました)